【あの頃知りたかったDTMのこと】DTMを始めたい・始めると決めたそこのあなたに

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作曲は誰でもできる、本当に

DTMは思っているより雑に始めていい

巷には初心者向けの記事なんて大量にあるのにもかかわらず、何の実績もない素人の私がこんな記事を書くのは、私が初心者の時に調べても分からなかったことがいっぱいあったからです。 あの頃の私に向けて書くつもりなのであります。

今回は、スターターガイドみたいな記事ですが、「始める前に揃えるべきモノ!」みたいな記事はいくらでもあるので、詳しいことは他の記事に任せます。

というか分かりやすさはそっちの記事の方が絶対上なので、むしろそっちも絶対読んでください。

ここでは、それらの記事ではあまり語られないことを中心に書いていこうかなって感じです。

チュートリアルを見るときは、その人のジャンルを確認せよ

あなたが読んでいるその記事を書いている人は、どんなジャンルをメインにしている人ですか?自分のメインジャンルと近いですか?

これはそんなに重要じゃないとも、滅茶苦茶重要だとも言えます。

作曲におけるDAWや機材などの使い方は、ジャンルによる差はそれほどありません。 しかし、ジャンルによって注目するところが異なるというのもまた事実です。

別に違うジャンルを作る人の記事を読むなと言っているわけではなく、鵜呑みにはしないようにねって話ですわね

理論の勉強はほどほどで、曲を聴きまくれ!

作曲したい!って人は誰かに言われるまでもなく音楽理論の勉強はしてると思うので、 いいね!その調子! とお伝えします。 しかしもっと大事なことがあります。それは曲を聴きまくることです。

そもそも、音楽は理論でできているものではありません。理論は人間の感覚を体系化したものに過ぎません。

「この音とこの音重ねたら気持ちいいな」とか「この音の後にこの音来たら違和感あるな」とか、そういうなんとなくの感覚を寄せ集めて整理したところ、そこに法則を見出すことができた。それが理論です。

大量に曲を聴いて音楽的感性を磨いていくことは、自分だけの理論を作ることとも言い換えることができるというわけですな。

私はSpotifyだけでも年間1000曲以上の曲を聴きますし、加えてメインメディアがラジオなので世代やジャンルに関わらず幅広い音楽をインプットしています。そんな中で「こういうメロディーの作り方好きだな」とか「ここの空気感好きだな」とか「ベース下がるときにメロディ上がると気持ち良いな」みたいな感覚は自然と磨かれます。あとはその感情に従って曲を作れば良いのです。

…白状すれば私が理論の勉強をしていないことの言い訳を長々として正当化してるだけなんですけど、 まぁ困ったときに調べれば良いのです。スケールとダイアトニックコードのことだけ知っていれば、その都度調べて補助すれば意外と何とかなるんだな。

適当な鼻歌だって作曲だぞ

さっきの話に通ずることですが。 …はい、では今から、適当なメロディで鼻歌やってみてください。

…やりましたか?

おめでとう、曲が完成しました!

作曲なんてこんなもんですぜ。

作曲は誰でもできる、本当に。

DAWはぶっちゃけなんでも良い、住めば都

DTMに欠かせないのは、デジタル・オーディオ・ワークステーション、DAWであります。 DAWに関する詳しい説明は今回はしませんが、DAWって色々あるから迷いますよね。 しかも高い買い物ですから、失敗したくないですよね。

ということで、まずは無料のものを選んでください。 有料でも無料でも、基本的な使い方は変わりません。

基本的な使い方を覚えながら、色んなDAWのチュートリアル動画とか記事とかを物色しましょう。 そのうち、使っているDAWの不便な部分や、欲しい機能が自然と分かるようになります。 それらの情報を比較検討し、最終決定するのがいいでしょう。

加えてお伝えすると、自分が好きなアーティスト、参考にしている人の使っているものを選ぶのも良いし、単純にデザインにテンションが上がるものを選ぶのも良いです。 モチベを高く保てるっていうのは非常に重要 ですからね。

私は5年ほど、Cakewalk by BandLabというDAWを使い続けていました。今の無料版Cakewalkは当時使っていたものとは別物なので参考にはしないで欲しいですが、付属音源が雑魚すぎることと操作感の微妙さ以外は特に文句もなく、無料とは思えないほどよくできたDAWでした。なんなら完全無料なのにも関わらず頻繁なアプデがあり、サポート体制もしっかりしていて、ホンマすごかったで。

今は、FL Studioを使っています。参考までに、選んだ理由は以下です。

  • 現在のメインストリームであるHipHopに最適なワークフロー、つまり世界シェアトップクラス。(日本シェアは低めで日本語チュートリアルは少ないが、英語に苦手意識は無いのでノープロ。)
  • 私のメインジャンル、HardStyleでもシェアが高く、チュートリアルも多い。
  • アップグレード時の追加料金が無いため、一度買えば一生DAWにお金使わなくていい。
  • UIが好きで、ゲームみたいな操作感も楽しそう。
  • 私が好きなアーティストが複数名使用している。

ざっくりこんな感じですかね。 ぶっちゃけ買い切りできる時点で他の選択肢はほぼ無いにも等しかった んですけどね!

機材は人による

ここで言う機材とはハード、つまり現物のものを指します。 こればっかりは人によるとしか言えないところです。

例えば自分の歌唱を使いたい人やアコースティックな楽器を収録したい人は、マイク、オーディオインターフェースは必須ですし、防音・吸音対策もきっと必要でしょう(スタジオに行って機材借りて収録するという手ももちろんあるよ)。

私はビートボックスの録音をするのでマイクとオーディオインターフェースは持ってます。 マイクは頑張って、たっっっっっっかいヤツ買いましたが、オーディオインターフェースは6000円ぐらいっす。

エレキギターなどの収録をしたい人は、マイクはいらずともオーディオインターフェースは必須ですね。

逆に私のような打ち込みメインの人は、音さえ出れば良いですから、イヤホンがあればPCにぶっ挿して作業はできます。

音を出すで言えば、ヘッドホン、スピーカーも選択肢になりますが、これはスピーカー、とりわけモニタースピーカーという味付けなどがほとんど無いプレーンな音が聞けるスピーカーがオススメになります。 しかしスピーカーの真価を発揮させるにはそれなりの音量が必要で、環境によっては難しいという人は多いですよね。

かく言う私もスピーカーで満足に音を出せるような環境ではないので、スピーカーは導入していません。

そこで、ヘッドホン、特にオープン型がおすすめです。 オープンや密閉などについては詳しい記事が巷にあると思うので、そちらを見に行ってね。

別にイヤホンでも作業はできます。むしろ普段使いのイヤホンを使うのは逆に良いまで言えます。 良い環境で作るに越したことはないですが、予算と相談するしかないというわけですわね。

こんな感じで。自身の環境と予算に合う機材を買わねばなりません。 難しいね。

PCの性能は意外となんとかなる、でもストレージは積め

私は大学入学時に生協で買った富士通のノートPCでDTMしてます。 性能不足感はもちろんありますが、意外と何とかなります。

…実は、映像制作の方でスペック不足が顕著なので、それなりのPCを組むのを2年間ほど計画しており、最近ようやくパーツがほとんど揃ったという段階なのですが、それはまた別のお話。

閑話休題。

ここでアドバイスするなら、DTMで大事なのは圧倒的にストレージです。 外部のストレージではなく、本体のSSDです。積めるだけ積んでください。

最初のうちは理解できないかもしれませんが、これは全DTMerが同意してくれる部分だと思います。

私のように打ち込みメインの人は、サンプルパックやソフトシンセ、サンプラー音源などが滅茶苦茶重要です。 ロックなどの録音メインの人も、録音データは無限に増えていきますし、ソフト音源も普通に使います。

マジですぐいっぱいになんねん。

私のPCはストレージが256GBしかないし増設もできないので、仕方なく外付けSSDを導入しています。しかしDTM時にそれを必ず接続しないといけませんし、速度も限界があるので、作業効率は悪いです。しかもこの環境にあっても本体の空き領域は常に5GB前後で常にストレージ整理に追われています。

悪いことは言わねぇ、ストレージは積め。

エフェクトよりも、まず音源・素材が大事

初心者向けのサイトなんかを見に行くと、かなりの部分がプラグインのセール情報で埋まっていたりします。 「普段何万円のものが90%オフ、買うしかない!」みたいなヤツね。

初心者のときに参考にしようと見に行くサイトなわけですから、そんな情報ばかりみていると「あれもこれも導入しないと…」みたいな気持ちになっちゃうよね。結局どれを買えばいいのか分からないよね。

だからここで断言しよう。お金をかけるべきは、まず音源だ!エフェクトにはまだお金をかけなくていい!

“音源”とは、私のジャンルで言えば、シンセサイザーとかサンプルパックとか。 他のジャンルも入れて言えば、ギターとかドラムとか色んな楽器をDAW上で演奏できるヤツです。

なぜ音源をオススメするのか。 それは音源が優れていればいるほど、エフェクトを追加する必要性が少ないからです。

私のジャンルで言えば、良いサンプルパックからキックやパーカッションなんかを貼り付けてリズムを作り、良いシンセサイザーで良いプリセットを選んで音を鳴らし、各パートの音量調節をすれば、エフェクト無しでも普通に聞ける曲は完成します。エフェクトかけるとしてもDAW付属のEQぐらいです。 ここから、より良い感じにするために打ち込み方を勉強したり試行錯誤したりしましょう。

こんな感じで曲を作ってると、次第にあーしたいこーしたいというのが出てくるはずです。 そこでDAW付属のエフェクトを色々勉強し始めます。 付属のエフェクトを使っているうちに、物足りないな~って場面は自然と出てきます。

有料のエフェクトプラグインに手を出すのはここからで良いのです。

ミックスやマスタリングは“本来は”作曲とは別の作業

DTM始めたてで色々調べていると、“ミックス”とか”マスタリング”って結構目にしませんか? というかDTMの情報を発信しているメディアのかなりの情報はその類いの印象があります。

本来、作曲~リリースの過程においてミックスやマスタリングは専門のエンジニアに依頼するのが普通です。 昨今のDTMでは作曲とミックスの境目はかなり曖昧で、作曲しながらちょっとエンジニアリングするのは最早普通のことではありますが、それでもメジャーリリースされている楽曲はほとんどがエンジニアによるミックスがほどこされています。

言い換えましょう。 ミックスやマスタリングは、それ単体で職業として成立するほど難しく、作曲とは分業される専門性の高いもの です。

これはめっちゃ大事なことなのですが、曲を作りたいのなら集中すべきは作曲です。 金銭的な余裕があるのなら、ミックス以降はエンジニアに依頼する方が良いかもしれません。

…まぁお金が無いのでほとんどのDTMerは全部自分でやることになるわけですが、ミックスは一度手を出すとついついのめり込んで沼に沈んでしまうものです。 そんなときに思い出してください。 今自分がやっているのは作曲なのか、エンジニアリングなのか 、と。

お目当ての情報が無かった方、ごめん。今度書くから…

もっと短めにするつもりが、気付いたら長くなっちゃった…

まだまだあの頃の私に教えてあげたいことはいっぱいあるので、ぼちぼち書いていきますよ。

読んでくださった方の中で、「これについて知りたくて見に来たのに書いてねぇじゃねぇか無能がよ」っていうのがあったら、是非教えてください。

働きたての職場で「ここ非効率じゃない?おかしくない?」みたいなことがあっても、下っ端故なかなか言い出せず、そのまま働いているうちに慣れちゃって普通のことに感じてしまう、ってことあるじゃないですか。

そんな感じで、あの頃不思議に感じていたのに慣れちゃったことってあると思うんです。 是非、俺に初心を思い出させてください。

ではまた。

p.s. 新曲がそろそろ出ます。